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Illustratorで広報誌を作る人が絶対に知っておくべき「印刷NG」回避チェックリスト | フリスタ!PTA-Stock|無料イラスト素材屋さん

Illustratorで広報誌を作る人が絶対に知っておくべき「印刷NG」回避チェックリスト

Illustratorで広報誌を作っていて、

・印刷会社から「このままだと印刷できません」と言われた
・色が思っていたのと全然違う仕上がりになった
・文字が消えたり、レイアウトが崩れた

こんな経験はありませんか?
これは、ちょっとした設定ミスや知識不足で起きることがほとんどです。

私はDTPの現場で10年以上、入稿データのチェックや修正に関わってきましたが、
「よくあるNG」はほぼパターン化されているよ

この記事では、Illustratorで広報誌を作る人が必ず押さえておきたい
印刷トラブルの原因と回避方法を、実務目線でわかりやすく解説します。

印刷NGはなぜ起きるのか?

パソコンの画面でキレイにデザインできていたとしても、
印刷には適していない状態のことがあります。
印刷に適さないカラーモードや解像度不足の画像を貼り付けていても、画面上では問題なく表示されます。
そのため、「大丈夫じゃん!」と思って入稿すると
印刷NGをくらってしまうことがあります。
問題なく印刷されるために必要な状態を、このページで確認しましょう。

Illustrator広報誌でよくある印刷NG7選

① RGBのまま入稿してしまう

前回のIllustratorでの設定が引き継がれるため、
作業開始前に確認を怠るとRGBモードのまま作ってしまうことがあります。

しかし印刷は基本的に「CMYK」で行われるため、RGBのまま入稿すると
色がくすむ・暗くなる・イメージと変わるといったトラブルが発生します。
対策は↓↓

・ドキュメントのカラーモードをCMYKにする
・画像もCMYKに変換する

特に写真素材はRGBのまま配置されがちなので注意しよう

② 画像の解像度が足りない

きれいに印刷されるためには、解像度が350dpi必要です。最低でも300dpiになるようにします。
よくあるのが、解像度が72dpiしかなくて画像が荒く出力されてしまうことです。

③ フォントの未アウトライン化

使用しているフォントが印刷会社側の環境にない場合、
文字が別のフォントに置き換わってしまうことがあります。

これを防ぐために、入稿前には必ずアウトライン化を行います。

手順:[すべて選択] →[書式]→[アウトラインを作成]

【注意】アウトライン化後は文字編集ができなくなるので、
必ずバックアップデータを残しておこう

④ 塗り足しがない

仕上がりサイズぴったりでデザインしてしまうと、断裁時のズレによって
フチに白い線が出ることがあります。

これを防ぐために必要なのが「塗り足し(3mmが一般的)」です。

・背景や写真は仕上がりサイズより外まで伸ばす
・ドキュメント設定で塗り足しを3mmに設定

この2つを徹底するだけで、見た目のクオリティが一気に安定します。

新規ドキュメント画面の右に[裁ち落とし]があります。
ここが3mmになっていればOKです。

新規ドキュメントを立ち上げると、仕上がりサイズより大きい赤枠が出てきます。
裁ちきりで使いたい画像や背景はここまではみ出させます。

⑤ リンク画像が切れている

画像をリンクで配置した場合は、その画像をリンクさせた状態で入稿しなければなりません。
作業フォルダ内に貼り付けた画像をすべて入れるようにしてください。
[ウィンドウメニュー]→[リンク]で、配置画像が正しくリンクされているかを確認できます。

リンクが外れている場合は下図赤〇の「リンクを再設定」でリンク画像を選びます。

⑥ オーバープリント設定ミス

オーバープリントとは、下の色を抜かずに上から重ね刷りする設定です。
便利な機能ですが、意図せず設定されていると、
「白文字が消える」「色が変わる」といった重大な印刷事故につながります。

特に注意したいのが白オブジェクトです。
白にはインクが存在しないため、白にオーバープリントが設定されると、印刷時に消えてしまいます。

入稿前には必ず、

[表示] → [オーバープリントプレビュー]

で確認し、不要な設定が入っていないかチェックしましょう。

⑦ リッチブラック未使用

黒色で素材を作ったけど、なんだか薄い…と思うことがあります。
そのときはK100%にCMYを10%程度足すと黒が濃くなります。
K100%にCMYを足して黒を作ることをリッチブラックといいます。
K100%の部分を濃くしたかったり、その部分に載せたものが透けて印刷されるのを避けるためにはリッチブラックを使用します。

CMYKすべてを足した値が〇%以下になるように、という指定が印刷会社にあることがあります。
これは濃すぎると印刷エラーになることがあるので事前に確認したほうが無難です。

入稿前チェックリスト

このチェックを通せば、印刷トラブルの9割は防げます。

まとめ

Illustratorでの広報誌制作は、デザインだけでなく「印刷知識」も重要です。
特に今回紹介したような基本的なポイントは、知らないと損をしてしまう内容ばかりです。
逆に言えば、ここを押さえるだけで「安心して任せられる人」になれます。

まずは今回のチェックリストを、入稿前の習慣にしてみてね